空気清浄機の寿命は何年?より長く使うために大切なこと
窓を開けて換気するだけでは除去しきれない空気中の汚れを、きれいに取り除いてくれるのが空気清浄機です。「毎日欠かさず使用している」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、空気清浄機は永遠に使い続けられるわけではなく、寿命が存在します。すでに寿命を迎えてしまっている空気清浄機には、何らかのサインが見られるかもしれません。
そこで今回は、一般的な空気清浄機の寿命や、寿命を見極めるポイントを解説します。記事の後半で、空気清浄機の寿命が短くなる原因やおすすめの空気清浄機も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
空気清浄機の寿命は何年?
空気清浄機の「法定耐用年数」は6年と定められています。法定耐用年数とは、対象となる資産(この場合は空気清浄機)を使用できる期間を定めたものです。年月が経つにつれて価値が減っていく資産を「減価償却資産」と呼び、減価償却資産はその種類や構造などに応じて、法定耐用年数が定められています。
法定耐用年数は寿命を考える際の一つの目安にはなるものの、あくまで一律に定められたものです。
空気清浄機のフィルターやモーターは、メーカーにより異なります。例えば、クリーンエア・スカンジナビアが空気清浄機で利用しているファンモーターの対応年数は、一定の条件で利用した場合、6~8年となっています。
空気清浄機の寿命は、フィルターやモーターだけではなく、使用頻度や使用環境、取り扱い方などによっても変わります。寿命がさらに長くなることもあれば短くなることもあるため、個別のケースに応じた判断が必要だと認識しておきましょう。
空気清浄機の寿命を判断する基準
おおよそ10年と考えられる空気清浄機の寿命ですが、具体的にはどのような状態を「寿命」と判断すべきなのでしょうか。本章では、空気清浄機の寿命を判断するうえで、基準となるポイントを解説します。
◇ニオイが取れなくなった
空気清浄機が故障しているわけではないものの、ニオイがなかなか取れなくなったと感じるのなら、空気清浄機の寿命が近いと判断できます。
例えば「自動運転」の設定がある空気清浄機の場合、嫌なニオイをセンサーが感知すると、本来は風量が上がる仕組みになっています。しかし、寿命が近づいている空気清浄機の場合はそのような動作をしない可能性があり、時間が経っても空気がきれいになりません。
◇ホコリやチリを吸い取らなくなった
ニオイと同様に、ホコリやチリを吸い取らなくなった場合も空気清浄機の寿命のサインです。ホコリやチリをきちんと吸い取れているかどうかは、定期的にフィルターを確認することで判断できます。
その際、フィルターがそもそも汚れているとホコリやチリを吸い取れているかがわかりにくくなってしまうため、フィルターは事前にきれいな状態にしておきましょう。
◇変な音やニオイがする
空気清浄機から異音や異臭がする場合は、空気清浄機の寿命と判断し使用を控えたほうがよいでしょう。
もし異臭がするなら、フィルターなどに雑菌が繁殖している可能性があるため、まずはフィルターの掃除や交換などで様子を見てください。
一方、異音に関しては、空気清浄機の内部に何らかのトラブルが発生していると考えられます。ショートによる発火などの恐れもあるため、そのまま使用するのは大変危険です。
◇フィルターを交換しても、ニオイやごみが取れない
嫌なニオイやホコリ、チリなどが取れなくなった場合にも、空気清浄機のフィルターを手入れしたり、きれいなフィルターに交換したりすることで状況の改善が期待できます。しかし、フィルターを交換してもニオイやごみが取れないなら、ファンが故障している可能性が高いでしょう。
ファンの故障は空気清浄機の寿命と判断できます。ファンの修理には一定のコストがかかるため、空気清浄機自体を新しくするのがおすすめです。
◇電源が付かなくなった
空気清浄機の電源が入らなくなってしまったら、使いたくても使えない状態です。また、電源は付いても表示ランプが付かない、突然電源が落ちるなどの不具合も考えられます。電源プラグを差し込み、取扱説明書どおりに正しく作動させようとしても動かない場合は、寿命と判断してよいでしょう。
空気清浄機の寿命が短くなる原因
空気清浄機を長く使いたくても、手入れ方法や使用環境などが悪ければ、本来の寿命より短くなってしまう可能性があります。
空気清浄機の寿命が短くなる原因について、以下で確認していきましょう。
◇空気清浄機の手入れを怠っている
空気清浄機の手入れのなかでも、最も重要なのがフィルターの掃除です。空気清浄機の手入れを怠り、フィルターにホコリやチリが溜まった状態で使い続ければ、空気清浄機に負荷がかかり寿命を縮める原因となります。
また、フィルターに比べて汚れにくいとはいえ、吹き出し口やセンサー部分、トレーやタンクの手入れも寿命を縮めないためには必要です。
なお、手入れをこまめにしているという方でも、水洗いできるタイプのフィルターを乾燥が不十分な状態で取り付けてしまっては逆効果になります。空気清浄機の内部に水分が入り故障する恐れがあるため、しっかりと乾かしてから戻すようにしましょう。
◇部屋が散らかって空気が汚れている
常に部屋が散らかり、ホコリやチリなどで空気が汚れている状態であることも、空気清浄機の寿命が短くなる原因の一つです。10年が目安とされる空気清浄機の寿命は、「1日あたりタバコ5本分の煙に含まれる汚れを集めた場合」を想定して計算されています。
しかし、散らかった部屋でそれ以上の汚れを集め続けなければならないと、当然ながら空気清浄機の仕事量が増え、寿命が縮んでしまうのです。できるだけ長く、大切に空気清浄機を使い続けるためには、部屋は清潔な状態にしておくことを心がけ、空気清浄機が吸い込む汚れを少なくするのが理想でしょう。
◇寿命が長い空気清浄機やフィルターが良いとは限らない
空気清浄機の寿命が短くなる原因を紹介しましたが、必ずしも寿命が長いと良いわけではありません。
フィルターの寿命が長い空気清浄機であっても、以下の場合に当てはまるケースが考えられるからです。
・捕集性能を低くしている
・静電式に捕集力を補っている(※1)
捕集性能を低くしている場合、期待した効果が得られない可能性があります。また、静電式の場合、放電する部品の経年劣化や、集塵性能の不安定さ、集塵したものが再飛散するリスクがあります。
また、各メーカーが公表しているフィルターの寿命は、家庭用空気清浄機に関する性能測定基準である「JEM1467」で50%を下回るタイミングを示しています。つまり、数年間高い性能が維持されるというわけではない、という点にも留意しておかなければなりません。
寿命を気にして商品を選ぶことも1つの方法ですが、望んだ効果が得られないケースがあることは理解しておく必要があるでしょう。
クリーンエア・スカンジナビアなら、専門スタッフが定期的にメンテナンスを行ないます
空気清浄機をできるだけ長く使うには、フィルターの掃除をはじめとしたメンテナンスが鍵です。とはいえ、自分でこまめに手入れするのは手間がかかり、万が一誤った方法で手入れしてしまうと、不具合や故障を引き起こす原因にもなりかねません。
そこでおすすめなのが、クリーンエア・スカンジナビアのQleanAir FS 30 HEPAです。クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機は、導入後に専門スタッフによる定期的なメンテナンスが受けられます。
QleanAir FS 30 HEPAは、細菌やウイルスなどの微粒子レベルの有害物質を集められるうえ静音性にも優れており、使う場所を選ばない空気清浄機です。
高い性能の空気清浄機を、定期的なメンテナンスを受けながら長く使い続けたい方は、こちらのページからQleanAir FS 30 HEPAの情報をぜひご覧ください。
まとめ
空気清浄機の法定耐用年数は6年とされていますが、フィルターやモーターの寿命が10年のため、空気清浄機の一般的な寿命は10年程度と考えられます。また、フィルターを交換してもニオイやごみが取れなくなったり、異音や異臭がしたりする場合などは、すでに寿命を迎えている可能性が高いでしょう。
空気環境を整えるうえで必需品ともいえる空気清浄機を、できるだけ長く大切に使い続けるためには、こまめな手入れや部屋の片付けが必要です。今回ご紹介した「QleanAir FS 30 HEPA」をはじめ、専門スタッフの定期的なメンテナンスを受けながら空気清浄機を使いたい方は、以下のページをチェックしてみてください。
クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機に関する情報は、ぜひこちらからご確認ください。
※1静電気で粉塵を集める方法
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