6畳の換気に必要な時間は?オフィス内の空気をキレイに保つ方法も解説

オフィスの窓やドアを閉めきっていると、徐々に室内の空気がよどんでしまいます。そのため、定期的な換気を行なうことが重要です。
しかし、正しく効果的な換気方法を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
また、広さによって換気時間を変えた方がいいのか、目安になる換気時間は変わるのかも知っておきたいところです。
本記事では、換気の基礎知識やメリットを踏まえつつ、6畳程度の部屋を換気する方法、オフィス内の空気をキレイに保つ方法について解説します。また、おすすめの空気清浄機も紹介するので、ぜひご一読ください。
換気とは?
換気とは、室内の空気環境を良好に保つため、外の新鮮な空気を室内に取り入れ、室内の汚れた空気を外へ排出することです。
室内が密閉空間になっていると、空気は少しずつ汚れていきます。また、新型コロナウイルス感染症の流行により、いわゆる三密の一つである「密閉」のリスクが取り上げられたことで、あらためて換気の重要性が問われています。
空気が汚れる原因はさまざまですが、オフィスのように人が集まりやすく出入りの多い空間であれば、以下のような物質が原因となりえます。
● 人が吐き出す二酸化炭素(CO2)
● タバコの煙(ニコチン・タール・一酸化炭素など)
● カビ
● ノミ・ダニ
● 花粉
● ウイルス・細菌
● 繊維くず
● 合成化学物質(ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・スチレンなど)
このような原因によって汚れた空気を新鮮な空気と入れ換えることで、室内の空気環境は改善されるでしょう。しかし、単に窓やドアを開け放ったり、換気扇を回したりするだけでは、十分な換気効果を得られない可能性もあります。
空気は目に見えないので、きちんと空気が入れ換わったかどうか判断しづらいものの、日頃から換気は適切な時間・頻度で行なわなければなりません。
換気するメリットとは?
室内を定期的に換気することで、以下のようなメリットを享受できます。
● 有害物質を外に出せる
● ニオイを排出できる
● ノミ、ダニ、カビの繁殖抑制になる
各メリットの詳細を解説します。
◇有害物質を外に出せる
室内の空気中には、ホコリ・ダニ・花粉・繊維くずといった有害物質が多数漂っています。汚れた空気を吸い込んだ場合、徐々に気分が悪くなったり、アレルギー反応を引き起こしたりするかもしれません。
換気をすると、室内の汚れた空気とともに有害物質を外へ排出したうえで、外のキレイな空気と入れ換えることができます。その結果、新鮮かつ安全な空気環境を実現できるでしょう。
また、ウイルスが空気中に滞留する事態も防げるため、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の感染リスク低下につながることもメリットです。特にオフィス内でクラスターが起こると、事業活動を継続できなくなる可能性もあるので、ウイルス対策の一環として換気の重要性は高いといえるでしょう。
◇ニオイを排出できる
部屋を閉めきっていると、室内にニオイがこもってしまいがちです。食べ物・芳香剤・タバコなどニオイの原因はさまざまですが、人によっては不快感を覚える可能性もあります。
換気は空気を入れ換えられるだけではなく、ニオイの原因となる成分も一緒に外へ排出するため、結果的に脱臭できることがメリットです。嫌なニオイを除去すれば、室内の快適性がアップして頭もスッキリします。
特にオフィスなら業務効率化につながるため、経営面から考えてもメリットが大きいといえるでしょう。
◇ノミ、ダニ、カビの繁殖抑制になる
湿気がこもった部屋の壁や窓に結露が付着した状況は、ノミ・ダニ・カビの繁殖を誘発します。そのまま放置すると、健康被害をもたらすおそれもあります。
湿気や結露を抑えるには、こまめに換気して湿度を調整することが大切です。一般的なオフィスの場合、湿度は40~70%が適正値とされています。
特にカビは人体だけにとどまらず、建物にもダメージを与えかねません。テナントや賃貸住宅の場合、壁や床にカビが発生すると、オーナーから修繕費用を請求される可能性もあるので注意しましょう。
換気する目安時間や頻度|6畳程度の部屋を換気する方法とは?
一般的に、「換気は1時間のうち5~10分ほど行なうのが適切」とされています。ただし、窓の大きさや部屋の広さによって変わるため、あくまで目安時間として考えましょう。
また、換気の効果を高めるためには、なるべく高頻度で実施することが大切です。例えば、1時間のうち10分の換気を1回行なうより、5分の換気を2回行なったほうが効果的といえます。
厚生労働省では、窓の開放による換気について、以下の方法を推奨しています。
● 換気回数(※)を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する)とすること
● 空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すること。窓が一つしかない場合は、ドアを開けること。
(※)換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数
出典:~商業施設等の管理権原者の皆さまへ~「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法|厚生労働省
なお、換気は実施する時間帯によって効果が変わります。季節の影響もありますが、湿度の低い日中(12~14時あたり)の時間帯なら室内に水分が入り込みにくいので、より効率的に換気できるでしょう。
ただし、日中は花粉が飛散しやすい時間帯でもあるため、春先などは早朝に換気するのがおすすめです。
オフィスでの換気と組み合わせて空気清浄機の活用を
従業員がオフィスで快適に過ごすためには、定期的な換気による空気の入れ換えが欠かせません。
オフィス内の汚れた空気を吸い込むと、健康に悪影響をもたらす可能性もあります。アレルギー症状や呼吸器系の疾患、感染症のクラスターを引き起こす原因にもなりかねないため、換気で予防することが大切です。
より効率的に空気環境を改善したい場合、換気に加えて「空気清浄機」を活用することをおすすめします。空気清浄機は集塵フィルターで空気中の汚れをキャッチし、室内の空気をキレイにしてくれます。
近年は有害物質除去機能や脱臭機能が備わった製品も登場しているので、換気をサポートする手段として役立ちます。
オフィスで快適に過ごすには、クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機をご検討ください
クリーンエア・スカンジナビアでは、浄化処理能力や静音性に優れた事業者向けの高性能な空気清浄機(エアクリーナー)を提供しています。
クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機は、一般的には捕集が困難とされるMPPS(0.1~0.2μm)の粒子を、ほぼ100%捕集できます。
また、9段階で処理風量を調整できる高性能ファンによって、高い浄化処理能力と静音性を両立しているため、利用シーンを選びません。
導入後は、専門のサービススタッフがフィルターの交換や清掃にお伺いするため、面倒なメンテナンスの手間をかけずに、常に快適な空気環境を実現できます。
オフィス、教室、ホテル、医療施設など、きれいな空気と静けさが求められる場所に適した、コンパクトでフレキシブルなモデル「QleanAir FS 30」のほか、複数の製品ラインナップを展開しておりますので、ぜひご検討ください。
【クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機の導入事例】
◇聖マリアンナ医科大学病院
新型コロナウイルス感染症に対応するため、通常は夜間しか使用しない救命用のブースを日中から使用することになった、という事情から、QleanAir FS 30 HEPAを導入いただきました。
QleanAir FS 30 HEPAは、他の空気清浄機と異なり、非常に静かで「ちゃんと動いているのかな?」と不安になるほどです、というお声を頂戴しています。
設置スペースをあまり取らず、スタッフの動線を邪魔することがない点や、ニーズに合わせて簡単に移動できる点も、非常に好評とのことです。
◇株式会社NTTデータ
オフィスの移転と新型コロナウイルスの感染拡大時期が重なり、空気環境について気にするスタッフが多かったことから、クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機を導入いただくことになりました。
以前導入していた空気清浄機は、メンテナンスの負担が重く、最適な動作環境の維持が困難だったため、メンテナンスを一括でおまかせできる点が、最大の決め手になったようです。
「QleanAir FS 15を14台、QleanAir FS 70を13台設置し、24時間稼働しておりますが、音について苦情が来たことはなく、職場の安心感につながっている」とのご好評の声をいただいています。
◇株式会社ダイヤモンドホテル
株式会社ダイヤモンドホテル様は、2019年に空気清浄機の展示会を訪問し、実際の製品のサイズ感や可動性、静音性などを確認したうえで、クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機を導入くださいました。
「製品の導入後、お客様や従業員の安心感が増した」との感想をいただいております。さらに、機能面、デザイン面ともに申し分ないため、お客様の目に付くところに問題なく設置できている、とのことです。
お客様からも「これは何なのか?」といったご質問をいただくこともあり、空気の安全性を守るクリーンエア・スカンジナビアの製品の導入を、看板やポップ広告などでアピールすることも検討中のようです。
まとめ
室内の空気をキレイにするには、定期的な換気が必要不可欠です。空気を入れ換えられるだけではなく、有害物質やニオイを排出したり、ノミ・ダニ・カビの繁殖を抑えたりすることができます。
また、より良い空気環境を実現するために、高性能な空気清浄機を導入し、快適な職場環境の維持に努めましょう。
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