空気環境について

2021年07月09日

「空間除菌」製品とは?室内の空気をきれいにするなら空気清浄機がおすすめ

「空間除菌」製品とは、住宅やオフィスなどで使用され、空気中のウイルスや細菌を除去するためのものです。しかしこの「空間除菌」製品は、その名称から頼もしいもののように聞こえますが、使用方法によっては安全だと言い切れない面もあるようです。

この記事では、「空間除菌」製品の概要と、その効果や安全性が疑問視されている理由について解説します。空気をきれいにできて安全性も高い「空気清浄機」についても併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「空間除菌」製品ってどのようなもの?

まずは「空間除菌」の概要と、どのような種類の製品が存在するのかについて説明します。

・空間除菌と物体除菌
空間除菌とは、空気中に浮遊しているウイルスや細菌、カビなどを取り除くことをいいます。除菌効果があるとされる物質を空間に放出し、ウイルスや菌に直接働きかけることによって除去する、というのがおもな仕組みです。

また、窓を開けて空気そのものを入れ換える「換気」も、空間除菌方法の一つと考えてよいでしょう。

一方の物体除菌とは、テーブルやドアノブなど、あらゆる「もの」に付着したウイルスや菌を取り除くことです。

例えば、食器に付いている細菌を熱水にさらして死滅させる方法や、ドアノブに付いているウイルスを市販の家庭用洗剤で拭き取り除去する方法が挙げられます。

つまり、空間除菌と物体除菌の違いは、除去するウイルスや菌が「空気中に浮遊しているもの」なのか、「物体に付着しているもの」なのか、という点にあります。
・「空間除菌」の製品
空間除菌の製品には、さまざまな種類が存在します。本章では、おもな製品タイプと、その特徴を紹介します。

置き型タイプ
置き型タイプは、ゲル状に固めた二酸化塩素を空気中に放出することで、空間を除菌します。リビングや寝室に置いておくだけで手軽に使用できるのが特徴です。

首かけタイプ
空間除菌を目的とした製品には、首にかけて使用するタイプのものもあります。

手軽に利用できる点が魅力の首かけタイプですが、過去に消費者庁が使用を中止する呼びかけを行ったこともあり、使用には注意が必要です(※1)。具体的には、皮膚への刺激が強い製品が直接肌に触れることで、二酸化塩素による化学やけどの恐れがあると考えられています。

また、利用する場合は、周囲の環境によって身に着けているだけでウイルスを除去できる効果が見込めない場合があることを、あらかじめ認識しておく必要があります(※2)。

スプレータイプ
スプレータイプの製品は、玄関やトイレなど気になる空間に吹きかけて、ウイルスや菌を除去するものです。置き型タイプや首かけタイプと異なり、物体除菌にも使用できる製品もあります。
・オゾン発生器は空間除菌できる?
置き型タイプの「空間除菌」製品には、二酸化塩素を用いない「オゾン発生器」があります。オゾン発生器とは、電気反応によって除菌力の高いオゾンを発生・放出させ、空気中のウイルスや菌、臭いのもとを分解する機器です。浮遊しているウイルスや菌はもちろん、テーブルやドアノブなどに付着しているウイルスや菌も分解できます。

ただし、オゾン発生器の安全性については諸説あり、利用の際には注意点もあります。オゾン発生器に関して詳しく知りたいという方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

オゾンの活用分野とは?気になる安全性や空気清浄機の違いを解説
「空間除菌」製品は安全?危険?

さまざまな種類がある「空間除菌」製品ですが、一概に安全とは言い切れない面があります。

そもそも、空間の除菌効果をうたう製品の多くが使用している「二酸化塩素」は、日本において消毒薬として認可されていません。そのため、二酸化塩素を用いた製品は「医薬品」としては認められず、「雑貨」に分類されます。

また、先に述べたように、首かけタイプの製品は、二酸化塩素による化学やけどの恐れが指摘されており、使用方法を誤ると危険です。置き型タイプの製品についても、特に小さい子どものいる家庭で使用する際には、十分注意しなければなりません。

さらに、厚生労働省は「人がいる環境に、消毒や除菌効果をうたう商品を空間噴霧して使用することは、眼、皮膚への付着や吸入による健康影響の恐れがあることから推奨されていません」という見解を公表しています(※3)。

空気をきれいにする目的でスプレータイプの製品を使用することも、安全性の観点からは避けたほうが良いと考えられます。

きれいな空気で生活したいなら空気清浄機がおすすめ

空間除菌の製品は、正しく使用しないと危険をともなう恐れがあります。あらゆるリスクを回避し、安全に空間をきれいにするためには、空気清浄機の利用がおすすめです。

そこで最後に、空気清浄機のおもな役割と特徴、そしてクリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機について紹介します。

・空気清浄機の役割と特徴
空気清浄機は、その名のとおり空気をきれいにする役割を担います。製品によって細かい機能は異なりますが、一般的にはウイルスや花粉、ほこり、ダニのふんなどを空気中から集め、フィルターを通してろ過し、きれいな空気を排出します。

空気清浄機を通して、汚れた空気がきれいな空気へと換わるため、窓を開けにくい環境下では換気代わりにもなるでしょう。さらには、日常生活で生じるタバコやペットなどの臭いを軽減させる役割もあります。

空気清浄機は、二酸化塩素など特定の物質を用いるものではないため、「空間除菌」のように使用方法の誤りによる危険性はほぼありません。スイッチを入れるだけで使用できる手軽さも魅力といえるでしょう。
・クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機
クリーンエア・スカンジナビアには、さまざまな空気清浄機がそろっています。以下で紹介するのは、オフィスや病院でも使用可能な2種類の空気清浄機です。

QleanAir FS 30 HEPA
QleanAir FS 30 HEPAは、「空気をきれいにしつつ、稼働音も静かであってほしい」と考える方におすすめです。欧州の規格に則った「HEPA 14フィルター」を採用しており、約0.1~0.2μmの粒子を99.995%以上の効率で集め・ろ過することが可能です。

吸気口は扉で保護されており、稼働音が小さいため、オフィスや教室、医療施設など、公共施設の室内スペースでも問題なく利用できます。

QleanAir FS 70 HEPA
QleanAir FS 70 HEPAは、QleanAir FS 30 HEPAと比較して、約2.7倍もの風量を処理できるパワフルな空気清浄機です。高速気流を生み出し、周りの空気をフィルターへ引き込むことによって、空気中の有害物質を多く集めることが可能です。QleanAir FS 30 HEPAと同様に、「HEPA 14フィルター」を採用しています。

広い範囲に作用する、高性能な空気清浄機をお探しの方には、最適な製品といえるでしょう。
まとめ

「空間除菌」製品は、空気中のウイルスや菌、カビなどの除去を目的としたものですが、使用方法によっては健康に悪影響をおよぼす可能性もあり、注意が必要です。室内の空気をきれいにするなら、安全性の高い空気清浄機を使用するとよいでしょう。

クリーンエア・スカンジナビアでは、今回ご紹介した製品を含め、目的に応じた空気清浄機をご用意しています。どの製品も高性能なフィルターを採用し、オフィスや工場、病院などあらゆる場所で空気環境を整えることが可能です。また、専門スタッフによる定期的なメンテナンスも実施しています。

「安全性と性能を兼ね備えた空気清浄機を探している」という方は、ぜひクリーンエア・スカンジナビアの製品をご検討ください。

※1消費者庁「次亜塩素酸ナトリウムを含むとの表示がある「ウイルスプロテクター」をお持ちの方は直ちに使用を中止してください。」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/130218kouhyou_1.pdf
※2消費者庁「携帯型の空間除菌用品の販売事業者5社に対する行政指導について」
https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_200515_02.pdf
※3厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

<監修者>

大塚 真紀(おおつか まき)

経歴:
医師、医学博士。博士号は、マウスを用いた急性腎障害に関する研究で取得。専門は、腎臓内科、透析。
都内の大学病院勤務を経て、現在はアメリカ在住。2歳と4歳の娘たちの育児のかたわら、医療関連の記事の執筆や監修、動画監修などを幅広く行なっています。

保有資格:
●医学博士
●総合内科専門医
●腎臓内科専門医
●透析専門医

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