空気環境について

2021年12月27日

5Sとは?目的や定着させるためにやるべきことを解説!

昨今、多くの企業や工場で広がりを見せている施策として5Sがあげられます。5Sとは、整理整頓などをはじめとする職場環境改善策ですが、目的や方法などを理解しておかなければ、本来得られるメリットが得られないおそれもあります。

そこで本記事では、5Sの意味や取り組み方、目的のほか、5S達成に役立つ機器などを紹介します。

5Sとは

5Sとは、工場をはじめとする職場の改善や環境整備などを目的とした取り組みのことを指します。整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5項目をローマ字にした際、すべて頭文字がSであるためこの名称がつきました。

もともとは製造業や病院などで行われてきた取り組みですが、昨今では業種を問わず取り入れられています。

まずは、5つのSについて詳しく見ていきましょう。

◇整理
5Sにおける整理とは、必要なものと不要なものを分別し、不要なものを捨てることを指します。工場では多くの資材を扱っており、不要なものは適宜処分していかなければ作業効率の低下につながってしまいます。

必要なものだけがそろっている環境であれば、探し物をする手間も少なくなり効率が良くなり、注意が散漫になることもありません。
つまり、生産性の向上やコスト削減など、あらゆる効果が期待できるのです。
◇整頓
整頓とは、必要なものをすぐ使用したり、取り出せたりするように定位置を決めて保管することです。また、置き場所だけでなく、決まったものを決まった量だけ置くことで、作業効率の向上も見込めます。

定位置を決める際、仕事の流れや使用する頻度などを加味し、それぞれに合った場所や置いておく量を決めることも重要です。また、プラスアルファの施策として、ラベルなどを貼ってよりわかりやすくしてもよいでしょう。
◇清掃
清掃は文字どおり、掃除機や雑巾などを使って職場を掃除することを指します。また、職場の清掃だけでなく掃除道具をきれいにし、清掃で使用する機械類が正常に使えるか点検することや、使用後に定位置へ片づけることも含んでいます。

掃除の際、空気中に舞っているホコリを外に出し、新鮮な空気を取り込むために、窓を開けるなどして空気の清浄も行うとよいでしょう。
◇清潔
5Sにおける清潔は、上述した整理・整頓・清掃が根付き、維持することを指します。清掃を行うためには、整理・整頓がされていなければなりません。そのため、清掃が習慣として根付く職場では、整理・整頓も根付くのです。

空気の清浄も含め、清潔が維持された状態の職場であれば汚したくないという気持ちが働きます。そのうえ、たとえ汚してしまったとしても、すぐに清掃が済んだ状態まで戻さなければという意識が働きます。
◇しつけ
しつけは、職場が清潔に保たれるよう習慣づけるための指導や仕組みづくりを指します。これまで行なってきた整理・整頓・清掃・清潔の要素を実行して維持するためには、ルールとして習慣化しなければなりません。意識せずに日常的に5Sを維持できるようになることこそ、しつけの目的といえます。

また、しつけの際は喫煙ルールも決めておくとよいでしょう。喫煙は煙で空気が汚れるほか、細かな灰も落ちてしまうなど、5Sを実行する大きな障害になりえます。そのため、「喫煙は所定の場所で行う」「喫煙後は清掃と空気清浄を行う」など、ルールとして盛り込むとよいでしょう。
5Sの目的

5Sを行うおもな目的として、「生産性の向上」「作業の効率化」「コスト削減」「サービスの向上」「働きやすい環境づくり」などがあげられます。

ここからは、5Sを行う目的の詳細とメリットを紹介します。

◇生産性の向上
整理の項目でも触れたとおり、必要なものと不要なものの整頓されていない職場では、業務で使用するものを探す際に時間がかかるため、スムーズに業務を行えません。

一方、業務で使用するものだけが置かれており、さらに定位置が決まっていれば、ものを探す時間はほとんどかからないため、業務の進行が妨げられるおそれもありません。その結果、生産性が向上するのです。
◇作業の効率化
生産性の向上で解説した内容と同様に、業務で使用するものだけが定位置に置かれていることでスムーズな作業進行が可能となり、作業の効率化につながります。
ものを探す時間が積み重なると膨大な時間の損失となります。こうした時間損失を改善できれば、結果的に残業時間の削減なども可能になり、社員のワーク・ライフ・バランスの改善にもつながるのです。
◇コスト削減
必要なものと不要なものを明確にすることで、コスト削減も見込めます。不要なものが明らかになれば、以後、そうした物品を購入しないためコスト削減になります。さらに、業務の効率が向上すれば、その分残業時間や必要人件費が削減できます。

また、不要なものの管理にかけていた出費も削減できます。
◇サービスの向上
5Sのルールを徹底することで作業効率が高まります。ミスや作業のムラも削減できるため、安定したサービス品質を保つことが可能になります。また、探し物など無駄な作業にかけていた集中力を業務に費やせるため、商品やサービスの質が向上するでしょう。
◇働きやすい環境づくり
清潔で整頓された職場環境での業務は集中して効率良く行えるため、社員のストレスも削減でき、仕事に対するモチベーションも維持できるでしょう。

また、会社一丸となって5Sに取り組むことで、チームとしての一体感が生まれます。一体感が生まれれば、社員同士のコミュニケーションが活発になり、業務で必要な連携もスムーズにとれるでしょう。こうした効果から風通しの良い職場となり、働きやすい環境ができあがるのです。
5Sを定着させるためにやるべきこと

5Sを定着させるためには、事前にいくつかの事項を行っておかなければなりません。ここからは、5Sに取り組む前にやっておくべき3つのポイントを紹介します。

◇5Sの目的を共有する
5Sを実行する際、職場や工場をきれいにすることが目的となってしまうケースは少なくありません。職場をきれいにすることは5Sにおいて重要ですが、目的は美化ではなく、上述した業務効率化やコスト削減です。

そのため、まずは5Sを行うことでどのような効果が得られるか、どういった環境の職場を目指すのかといった目的を明確にしておきましょう。また、この目的を社員全員に共有しておくことで、5S活動の本質を全員が理解し、目的に合った取り組みを行えるはずです。
◇5Sを発信する担当を決める
5Sに取り組むとき、リーダーを決めて開始することがほとんどです。しかし、リーダーが目的や方法をはき違えてしまう可能性もあるため、5Sの目的や方法を正確に把握し、リーダーを教育できる担当者を決めておきましょう。
◇社員全員で取り組む
一人ないし少人数の社員のみに5Sを任せてしまうと、担当社員は負担が増えてしまううえ、本来5Sを行うことで得られる「チームとしての一体感」も生まれません。そうした事態を避けるため、社員全員で目的を共有し、チームとして5Sに取り組みましょう。
5S定着を支えるクリーンエア・スカンジナビアのFS 70 Standard

5Sを定着させるためには、職場環境の空気をきれいに保つことも重要です。

特に汚れやすい工場などの職場では、換気扇による空気の入れ替えだけでは空気の浄化が適切に進まない場合も考えられます。そうした環境には、クリーンエア・スカンジナビアのFS 70 Standardがおすすめです。

FS 70 Standardの特徴的な機能としては、以下の点が挙げられます。

・設備へのホコリ堆積・侵入を防止し、設備停止や誤動作を予防する
・設備・製品へのホコリ堆積を防止し、ふき取り時間を削減する
・カビの胞子を捕集し、建物や製品のカビ繁殖を軽減する
・製品へのホコリ侵入を予防し、歩留まりを向上させる

機体の前面に大きな吸気口を設けており、その奥にフィルターが備えられているつくりになっています。周囲の空気をフィルターの方向に引き込むことで高速気流を作り出し、有害な粉塵や浮遊汚染物質を多く取り込めるのです。

また、浄化された空気は室内に戻されるか、特定のエリアに送られます。ダクトコネクター、ベンド管などの付属品を使用して、設置場所の課題やニーズに合わせてカスタマイズできます。

5Sの実践に取り組む際には、ぜひ利用をご検討ください。

まとめ

5Sに取り組むことで、工場をはじめとした職場環境の改善や業務の効率化、サービスの品質向上など、多くのメリットが得られます。5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5つの取り組みを指します。

5Sの取り組みの際は目的を明確にし、社員全員で行うことが重要です。また、喫煙所などは特に汚れやすい場所なので、ルールづくりや環境整備が不可欠です。

空気が汚れやすい環境の整備には、クリーンエア・スカンジナビアのFS 70 Standardの導入がおすすめです。大きな排気口から多くの有害物質を取り込めるほか、排気口に特別なコネクターを装着しておくことで、浄化された空気を再循環でき、クリーンな環境づくりを実現できるでしょう。

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