空気環境について

2022年02月16日

倉庫のカビ対策方法は?発生の原因を押さえて適切に対処しよう

倉庫は構造上、通気性や空調効率が悪いため、湿気が溜まりやすい傾向にあります。湿度の高い状態を放置しておくと、ジメジメとした不快感に加え、倉庫内にカビが発生する原因となってしまうでしょう。

倉庫内にカビが発生すると、保管している荷物にまで悪影響がおよぶことも考えられます。そうならないためにも、カビが発生しないよう、あらかじめ対策をとっておくことが重要です。

そこでこの記事では、倉庫にカビが発生しやすい原因とともに、倉庫のカビ対策方法について詳しく解説します。

倉庫にカビが生えやすい理由

カビが発生する原因には、温度や湿度(水分)、栄養源などが関係しています。特に、一定の湿度と栄養源がある環境下では、カビが繁殖しやすくなります。

その前提をもとに、倉庫にカビが生えやすい理由を5つに分けて解説します。

◇換気がしにくいから
一般的に、倉庫は窓の数が少なかったり、保管している荷物の関係で窓を閉め切っていたりするケースが多いため、通気性が悪くなります。

また、倉庫に保管している荷物量が多い場合、通気性はさらに悪化するでしょう。通気性が悪いと、特に倉庫内が高温になる夏場などは水蒸気を多く含んだ空気がそのまま溜まり、湿気が発生する原因となります。

カビは、風通しが悪く湿気が逃げない場所を好むため、換気のしにくい倉庫はカビが発生しやすくなってしまうのです。
◇天井が高く、空調効率が悪いから
天井が高く、空間が広々と設計されている倉庫は、空調設備の効きが悪くなりやすい点に注意が必要です。

なかには、倉庫内の空調効率を高めるために、ビニールカーテンやパーテーションなどを活用した「間仕切り」と呼ばれる、空間の区切りを設置している倉庫もあります。しかし、そのような対応をしていない倉庫では、構造上空気が循環しにくいため、湿気が溜まりやすくなります。
◇日当たりが悪いから
面積に対して窓の数が少ない倉庫は、日当たりが悪く、倉庫内が乾燥するタイミングがほとんどないでしょう。

また、「日光消毒」ともいわれるように、太陽光線に含まれる紫外線には殺菌効果や細菌の増殖抑制効果がありますが、日が当たらなければそのような効果も得られません。

こまめな除湿が難しく、殺菌効果なども得られない倉庫は、カビにとっては非常に好ましい環境といえます。
◇ホコリが溜まりやすいから
カビの栄養源となるのは、炭水化物やたんぱく質、油脂などの有機物質が中心であり、その代表例がホコリや皮脂汚れなどです。

広い倉庫をいつも隅々まできれいな状態にしておくのは、簡単なことではありません。そのため、溜まったホコリや汚れに気付きにくく、また気付いてもなかなか除去できないでいると、カビの栄養源が豊富にある状態が作られてしまいます。
◇地面に湿気が溜まりやすいから
倉庫の床はコンクリートでできているケースが多く、コンクリートが水分を吸って溜め込むことで、地面に湿気が溜まりやすくなってしまいます。

また、倉庫そのものが地上1階建てや地下にあるケースにおいても、地面の湿気の影響を受けやすくなるでしょう。湿度の高い雨の日や梅雨の季節などは、特に注意が必要です。
倉庫のカビ対策

倉庫にカビが生えやすい原因を踏まえ、ここではカビ対策を5つ紹介します。

◇換気の回数やタイミングを工夫する
倉庫内の風通しを良くすることはカビ対策に有効ですが、ただ換気すれば良いのではなく、重要なのはタイミングです。

晴れの日の湿度は一般的に、朝方や夜に高く、日中に低くなるとされています。そのため、朝方や夜にだけ換気を行なっていると、かえってカビが増えやすい環境が作られてしまうおそれもあります。

効果的に換気をするには、日中に複数回、5~10分程度窓や出入口などを開け、空気を循環させるのがおすすめです。その際、対角線上の窓や出入口などを2ヵ所以上開けることで、さらに換気効率が高まります。
◇湿度計で湿度の管理をする
カビが発生しやすい湿度は65~80%以上といわれているので、この数値を目安に湿度計で湿度の管理をしましょう。

広い倉庫では、場所によって湿度が大きく変わる可能性もあるため、複数の場所に湿度計を設置する必要があります。倉庫の外に1つ、倉庫内の四隅に1つずつ、合計5つの湿度計を管理できると理想的です。

さらに、湿度の測定値を記録しておけば、どのような条件のときに湿度が高くなるかなどの傾向がつかめます。
◇除湿剤を活用する
倉庫内に除湿剤を設置して、カビ対策を行なう方法も選択肢の一つです。

ただし、一般住宅用の除湿剤は狭い空間に溜まった湿気を取り除くことを想定しているため、空間面積が広く設計されている倉庫では、あまり効果が期待できません。

したがって、除湿剤を活用する場合は業務用の除湿剤や除湿マットなどを用意し、湿気の溜まりやすい床付近に設置するとよいでしょう。
◇湿気の溜まりにくい倉庫を建設する
「これから倉庫の建設を予定している」もしくは「どのような方法を試しても、カビを抑えられない」といった場合には、そもそも湿気の溜まりにくい倉庫を建設する方法もあります。

倉庫の建設に関する知見が豊富な業者なら、カビ対策についてどのような設計の倉庫が換気しやすいかなどを、相談しながら建設を進めることが可能です。
◇空気清浄機を活用する
業務用の空気清浄機を設置すれば、空気中に浮遊しているカビを除去するとともに、カビの栄養源となる物質なども減らせるため、倉庫内の空気が浄化されます。

ただし、フィルターを中心に定期的なメンテナンスを行なわないと、空気清浄機自体にカビが発生してしまう可能性があるため注意が必要です。したがって、導入後も空気清浄機本体のメンテナンスを一任できる業者を選ぶことをおすすめします。
倉庫の空気清浄はクリーンエア・スカンジナビアのFS 70 Standardで

カビ対策をはじめ、倉庫内の空気を浄化するなら、クリーンエア・スカンジナビアの空気清浄機QleanAir FS 70 Standardがおすすめです。

QleanAir FS 70 Standardは、製造業や物流業をはじめとする、倉庫などの室内空気の品質を管理しなければならない事業に向けた高性能の空気清浄機です。設置場所の課題やニーズに応じて、フィルター構成やダクトコネクター、ベンド管などの付属品をカスタマイズすることができます。

通常の電源さえあれば、簡単に設置場所を変えられるため、広い倉庫内でも効率的に稼働させられるでしょう。換気のしにくい倉庫の空気をきれいに保つためにも、この機会にFS 70 Standardの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

QleanAir FS 70 Standardに関するより詳しい情報は、こちらのページでご確認ください。

まとめ

倉庫にカビが発生しやすい原因には、おもに次の5つが挙げられます。

・換気がしにくい
・天井が高く、空調効率が悪い
・日当たりが悪い
・ホコリが溜まりやすい
・地面に湿気が溜まりやすい

すぐに実践できるカビ対策としては、換気の回数やタイミングを工夫する、湿度計を用いてこまめに湿度の管理をする、といった方法があります。併せて、空気清浄機を活用すれば、換気のしにくい倉庫でも空気をきれいに保ち、カビの発生予防に役立ちます。

この記事で紹介した内容を参考に、倉庫の正しいカビ対策方法を理解し、適切に対処していきましょう。

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