喫煙者の臭いは、服・髪・口から?周囲に影響を与えないための対策を解説
喫煙者特有の臭いは、非喫煙者にはときとして耐え難いものです。しかし、臭いの問題はデリケートで他人から指摘しづらいため、悪気なく職場のメンバーに我慢を強いているケースも少なくありません。
喫煙に関する臭いの問題については、喫煙者本人が自覚したうえで、しかるべき対応を取ることが大切です。
この記事では、喫煙者の臭いのおもな原因や、周囲への影響を抑えるための対策を解説します。
喫煙者の臭い…周りも気が付いています!
外でたばこを吸って戻ってきても、非喫煙者には臭いですぐに気付かれてしまいます。それはなぜなのでしょうか。まずは、喫煙者の臭いの原因について解説します。
◇喫煙者の臭いの発生元
喫煙者の臭いの発生元は、おもに衣服・髪の毛・口臭の3つです。
たばこの臭いは喫煙者の衣服や髪に付着し、臭いを放出したり、本人が動くたびに周囲に強い臭いを放ったりします。
また、喫煙後には、たばこによる口臭も強くなります。口臭は、相手に顔を近づけたときなどふとした瞬間に臭ってしまうため、注意しなくてはなりません。
さらに、喫煙によって口内の環境が悪化して歯周病になる、肺や胃などの臓器に異常が出るなどして、より口臭が強くなる場合もあります。
◇喫煙者の臭いの原因
特有の臭いの原因は、たばこに含まれる有害物質だといわれています。
たばこの煙には、わかっているだけでも4,000種類以上の化学物質が含まれ、そのうちの200種類以上が健康に悪影響をおよぼす有害物質です。具体的には、体への害が深刻なニコチンやタール、一酸化炭素のほか、アンモニアなどの悪臭を発する成分も含まれており、これらが混ざり合って不快な臭いを発します。
たばこを1本吸ったあと、45分~1時間は、喫煙者の吐く息に有害物質が含まれているとされており、たばこを吸い終わったあともしばらくは臭いが残っているのです。
また、喫煙者の衣服や髪の毛などに付いた臭いにも有害物質が含まれており、吐く息に加えて周囲の空気を汚し続けています。
昨今では、健康へのリスクを軽減するために、紙巻たばこから加熱式たばこに切り替える方も増えているでしょう。しかし、加熱式たばこの煙にも有害な化学物質は含まれているため、臭いの原因を断ち切れるわけではありません。
周囲の人へ迷惑をかけないための臭い対策
喫煙者から発せられる臭いは非喫煙者にとって気になるものであり、場合によってはスメハラにもなり得ます。周囲に迷惑をかけないためにも、喫煙者自身が臭い対策を積極的に取り入れていくことが大切です。
喫煙者の臭い対策のポイントは、以下の4つです。複数の視点から徹底的に対策しましょう。
◇衣類への臭い対策
衣類に付着したたばこの臭いは、放っておいてもなかなか取れません。即効性が比較的高いのは、消臭スプレーをかける方法です。衣類に消臭スプレーを吹きかけることで、繊維の間に入り込んだ臭い成分を取り除く効果が期待できます。
なお、臭いを打ち消すためにと、香水や芳香剤を使用するのは控えてください。たばこの臭いと別の強い香りが混ざり合ってしまい、余計に不快感が増す可能性があります。
また、臭いの付いた衣類はきちんと洗いましょう。ジャケットやコートなど、自宅では洗えない衣類に臭いが付いてしまった場合には、スチームアイロンを使用するのがおすすめです。スチームが噴射される勢いで脱臭でき、水分の蒸発によっても臭いが緩和されます。
スチームアイロンがない場合は、入浴後のバスルームにしばらく衣類を干しておくのもよいでしょう。浴室に残っている蒸気と一緒に臭い分子が飛ばされ、たばこ臭が和らぎます。干したあとは生地の傷みを防ぐため、衣類をよく乾かしてから収納してください。
◇髪の毛への臭い対策
髪の毛への臭い対策として、一番良いのはシャワーを浴びることです。仕事中で難しいときは、代替案として髪全体をウェットティッシュで拭きましょう。優しく叩くように拭き、ハンカチなどで押さえて濡れた部分を乾かすのがポイントです。
出張でホテルに宿泊していてドライヤーを使える場合には、髪に温風を当てるのも手です。ドライヤーで温風を当てることで、髪に付いた臭い成分が吹き飛ばされます。ミストスプレーで髪を濡らしてドライヤーをかけ、しっかりと乾かしましょう。
衣服の場合も同様に、ドライヤーをかけることで臭いを緩和できることがあります。
◇口臭対策
口臭対策には、喫煙後の歯磨きを徹底しましょう。歯磨きセットを職場に置いておき、こまめに歯を磨くことが大事です。営業などで外出が多い人は、歯磨きセットを常時携帯しておくとよいでしょう。
歯磨きのあとに、舌ブラシやマウスウォッシュを使うのもおすすめです。通常の歯磨きでは歯の表面の汚れを落とすことしかできず、舌や歯茎まではケアできません。歯磨きだけではなく、舌磨き、マウスウォッシュなどを用いて口全体をきれいにしましょう。口内をしっかり殺菌する薬用タイプのマウスウォッシュは、一時的な口臭対策だけでなく、歯石の沈着や歯肉炎の防止にもつながります。
また、口臭防止用のタブレットも応急処置としては効果的です。たばこによる口臭は、喫煙後45分~1時間程度も続いてしまう可能性があります。ミント系などリフレッシュ効果の高いタブレットを食べて、臭いを消すように努めましょう。なかには、たばこによる口臭ケアに特化したタブレットもあります。
◇空気の入れ替え
こまめに換気をして、室内全体の空気を入れ替えることも有効です。換気と併せて、空気清浄機も使用することでより臭いが緩和されるでしょう。
たばこの臭い対策として空気清浄機をオフィスに設置する際には、次の3点を満たすものを選ぶとよいでしょう。
・脱臭機能を兼ね備えているもの
・オフィスの広さよりも適用畳数が大きいもの
・静音設計のもの
空気清浄機を置いても、適用畳数より広いオフィスでは空気清浄に時間がかかってしまいます。
なお、適用畳数に比例して空気清浄機本体のサイズも大きくなるため、置き場所も十分に検討しなくてはなりません。サイズが大きいと、メンテナンスの手間もかかります。
喫煙者の臭い対策には、クリーンエア・スカンジナビアの製品を
喫煙者の臭い問題は、分煙機の導入によって根本的に解決できます。
◇クリーンエア・スカンジナビアの分煙機の特長
クリーンエア・スカンジナビアの分煙機の特長は、「浄化能力の高さ」「大がかりな工事が不要」「専門スタッフによる定期メンテナンス」の3つです。
まず、フィルターでたばこの煙を除去して浄化した空気を、上部開口部より排出します。発生した煙が拡散する前に、タールやニコチンなどたばこ特有の粒子や成分をほぼ100%捕集するため、従来は難しいとされていた完全分煙を一台で実現できます。
また、屋内で100Vの電源があればどこにでも設置でき、大がかりな設備工事は必要ありません。喫煙室を新たに設置する必要もなく、限られたスペースを有効活用できます。
さらに、分煙機導入後は専門スタッフが定期メンテナンスを行なうため、パーツの交換・点検などの手間も発生しません。
例えば、シリーズで最も大型のSF Forumは、同時に8人まで収容可能です。喫煙者の多い大規模オフィスやビルのエントランス、屋外排気が困難な共有エリアなどに適しています。
クリーンエア・スカンジナビアの分煙機(キャビンソリューション)
まとめ
たばこの臭いへの強いストレスは、仕事の生産性にも影響をおよぼします。したがって、喫煙者自身が積極的に対策をとるようにしましょう。
ただし、一度付着したたばこの臭いは簡単に取り除けるものではなく、そもそも臭いが付かないよう根本的な対策をとるのが理想的です。
オフィスや職場におけるたばこの臭い対策を検討している場合は、クリーンエア・スカンジナビアの分煙機で快適な職場環境を実現してみませんか。
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