「1人用喫煙ブースを設置するメリットは?省スペースを有効活用して分煙対策しよう!」分煙対策(喫煙ブース)・空気清浄ガイド

分煙対策(喫煙ブース)・空気清浄ガイド
2025.2.21 分煙

1人用喫煙ブースを設置するメリットは?省スペースを有効活用して分煙対策しよう!

施設の分煙対策を講じる場合、「喫煙ブース」の導入も方法の一つです。省スペースで設置できるだけではなく、喫煙者・非喫煙者の双方のニーズに応えられるため、施設の運営者にとっても利用者にとっても大きなメリットがあります。

喫煙ブースは1人用から複数人で使用できるものがあるので、施設の状況に合わせて設備を選ぶと良いでしょう。

本記事では、コンパクトな1人用喫煙ブースのメリットを踏まえ、オフィスや飲食店の分煙化を実施するメリット、喫煙室を設置するための条件について解説します。また、おすすめの喫煙ブースも紹介するので、ぜひご一読ください。

1人用喫煙ブースのメリットとは?

改正健康増進法が全面施行された2020年4月1日以降、「望まない受動喫煙」を防ぐための取り組みが推進されています。受動喫煙防止対策の重要性がますます高まっている昨今、事業所での喫煙所の設置は企業の責務といえます。

喫煙所の一種である「喫煙ブース」は、喫煙室のように一部屋まるごと使うわけではなく、部屋の一画や廊下などの空きスペースに設置可能です。特に1人用喫煙ブースはコンパクトなので、デッドスペースの有効活用にもつながります。

1人用喫煙ブースのおもなメリットは、以下が挙げられます。

● 省スペースで設置できる
1人用の喫煙ブースはコンパクトに設計されているので、場所をとりません。サイズは製品によって異なりますが、幅850mm×奥行1,000㎜×高さ2,170mm程度が目安です。側面が透明な製品を選べば、省スペースでも閉塞感や圧迫感は生じにくいでしょう。

● 導入コストを抑えやすい
1人用はサイズが小さい分、大型の喫煙ブースより価格が安い傾向にあるので、比較的低コストで導入できます。また、喫煙室のように一部屋用意する必要がないため、賃料などのコストもかかりません。

● 設置工事が不要
喫煙ブースは喫煙室と違い、基本的に大規模な設置工事は不要です。ブースを設置するだけで完了するため導入が容易で、設置に時間がかからないこともメリットです。

● 設置場所を移動しやすい
喫煙ブースは分解・運搬できるため、必要に応じて設置場所を移動することも可能です。1人用はコンパクトなためサイズや重量も小さいので、容易に移動できます。

● 密にならない
1人用喫煙ブースは1人しか収容できないので、密になりません。新型コロナウイルス感染症などの感染リスクを軽減できるため、より安全・安心です。

1人用喫煙ブースは設置のハードルが低いため、スペースや予算の問題を解決しやすく、オフィスや飲食店に導入しやすい点もメリットです。

また、飲食店は、場所をとらない1人用喫煙ブースを設置することで、喫煙者のニーズに応えつつ、より多くの座席を確保できるようになります。結果、集客率アップや売上アップが見込めるでしょう。

オフィスや飲食店を分煙化するメリットとは?



昨今、タバコに含まれる有害物質や受動喫煙のリスクが広く認知されたことにより、世の中全体で禁煙化が進んでいます。喫煙者・非喫煙者が共存するためにも、オフィスの分煙化は重要です。飲食店においては、お店側のみならず利用者側もメリットを享受できます。

また、非喫煙者の受動喫煙防止にもつながるため、検討する価値が高い選択肢です。

オフィスや飲食店を分煙化することで、どのようなメリットが得られるのか、それぞれ以下で詳しく解説します。

◇オフィスにおけるメリット

オフィスで分煙化を実施した場合、以下のようなメリットを享受できます。

● 喫煙者のストレス解消につながる
喫煙者にとってタバコはリフレッシュに欠かせないものであり、完全禁煙の環境下はストレスが溜まる原因です。オフィス内に喫煙ブースを設けて分煙化を実施すれば、喫煙者はタバコを吸いやすくなるので、ストレス解消につながります。

● 非喫煙者の不満を最小限にできる
非喫煙者にとってタバコは健康被害や嫌な臭いをもたらすものであり、受動喫煙を嫌う従業員が退職につながる可能性もあります。

適切な分煙化によって喫煙エリアを区切り、煙や臭いが外部へ漏れないように対策すれば、非喫煙者のタバコに対する不満も最小限に抑えられるでしょう。

● タバコ休憩に対する不満が生まれなくなる
屋外に喫煙室が設けられている場合、喫煙者はタバコを吸うたびにオフィスを出ますが、タバコ休憩を「不公平」と考える非喫煙者も少なくありません。

しかし、オフィス内に喫煙ブースがあれば、タイムロスが少なくなり、タバコ休憩への不満も軽減できるでしょう。

● 従業員のパフォーマンス向上が期待できる
分煙化を実施することで、喫煙者と非喫煙者、双方のストレスや不満を抑制できるので、結果的に従業員全体のパフォーマンス向上が期待できます。

◇飲食店におけるメリット

飲食店で分煙化を実施した場合、以下のようなメリットを享受できます。

● 喫煙者の客離れを阻止できる
喫煙者は食前食後に一服したいと考える方が多いので、完全禁煙の飲食店はそれだけで候補から外れてしまう可能性があります。喫煙ブースなどで分煙化を実施すれば、喫煙者の客離れを阻止できるため、売上アップにつながるでしょう。

● 新しい客層を獲得できる
喫煙できる飲食店で分煙化されていない場合、タバコを嫌がる非喫煙者から避けられてしまう可能性があります。分煙化によって喫煙エリアと禁煙エリアをしっかり区切れば、今まで来なかった非喫煙者も来店してくれるかもしれません。

● 顧客満足度の向上
分煙化を実施することで、喫煙者は気兼ねなくタバコを吸えるようになり、非喫煙者は煙や臭いを避けられるようになります。双方の顧客満足度が向上し、お客様に長い時間滞在してもらえることが期待できます。

● 掃除の手間を減らせる
飲食店は清潔感が求められるため、タバコのヤニが壁紙やテーブルに付着してしまうと、掃除が大変です。喫煙ブースなどを設置すれば、その場所を掃除するだけで済むので、手間を省けます。

喫煙所を設置するための条件



2020年4月から改正健康増進法が施行されたことにより、多くの人々が利用する施設は「原則屋内禁煙」となりました。

ただし、オフィス・飲食店・商業施設・宿泊施設といった「第二種施設」に当てはまる場合、以下のような条件を満たせば、屋内に喫煙ブース・喫煙専用室・加熱式たばこ専用喫煙室を設けることができます。

◇喫煙室を設置するための基準条件

喫煙室を設置するには、以下のような技術的基準を満たす必要があります。

1. 喫煙所入口の外部から内部への気流が上中下の測定点において毎秒0.2m以上
2. 壁や天井などでの区画分けにより、たばこの煙が喫煙所の外部に漏れていない
3. たばこの煙が屋外に排気されている

喫煙室は屋外排気型が基本とされていますが、喫煙ブースは法律の経過措置により、建物の建築時期に応じて、一部の施設では屋内排気が許可されています。

また、喫煙所には20歳未満の方は立ち入ることができません。喫煙所をつくった場合、出入口に「喫煙可能な場所であること」のほかに、「20歳未満は立入禁止であること」を掲示する必要があります。

さらに、喫煙所の風速を約3ヵ月ごとに計測したうえで、計測結果のレポートを作成することも必要です。

省スペースを活用して喫煙ブースを設置するならクリーンエア・スカンジナビア

省スペースで喫煙ブースを設置したいなら、クリーンエア・スカンジナビアが提供する「分煙キャビン」がおすすめです。

クリーンエア・スカンジナビアの分煙キャビンは、100Vの電源があれば、屋内のどこにでも設置可能です。導入にあたって、大規模な設置工事が不要であるため、喫煙室設置にかかる時間的・金銭的コストを削減できます。

さらに、高性能フィルターを搭載し、従来は困難とされていた有害なタバコ粒子を、ほぼ100%キャッチできます。導入後は専門スタッフによる定期メンテナンスと法律要件の計測・レポート作成代行を実施するため、手入れの手間なく、常に快適な空気環境を維持できるでしょう。

1人用の分煙キャビンもご用意しておりますので、ぜひご検討ください。

まとめ

1人用喫煙ブースはコンパクトで場所をとらないため、オフィスや飲食店のちょっとした空きスペースに設置可能です。低コストかつ設置工事も不要で、比較的導入しやすい点がメリットです。

喫煙ブースを導入し分煙化を実施することで、オフィスなら従業員のストレス解消やパフォーマンス向上、飲食店なら売上アップや顧客満足度の向上につながります。ぜひご検討ください。

喫煙室の種類や技術的基準も押さえつつ、省スペースを活用した喫煙ブースを設置しましょう。