「臭いが原因のハラスメントとは?およぼす影響と、職場でできる対策」分煙対策(喫煙ブース)・空気清浄ガイド

分煙対策(喫煙ブース)・空気清浄ガイド
2025.2.12 喫煙問題

臭いが原因のハラスメントとは?およぼす影響と、職場でできる対策

職場環境において、「ハラスメント」は働く従業員の意欲を大きく損ねてしまいかねない問題です。数あるハラスメントのなかには、「臭い」が周囲に不快感を与えるとする「スメルハラスメント」があります。

本記事では、一般的なハラスメントの意味について解説するとともに、スメルハラスメントの概要や悪影響について解説します。また、職場でできる対策方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ハラスメントとは?

ハラスメント(Harassment)とは、いじめや嫌がらせを意味する言葉で、相手に対し身体的・精神的な不快感や不利益を意図的に与え尊厳を損なう行為のことです。

言葉としては意図的な行為を意味する一方で、一般的には意図のあるなしにかかわらず相手の尊厳を傷つける、不快な気持ちを感じさせる、不利益を与える場合に使われます。

例えば、性的な言動で相手を不快にさせるセクシャルハラスメント(セクハラ)や、職位や立場を利用して嫌がらせを行なうパワーハラスメント(パワハラ)などが代表的です。

近年、多様な種類のハラスメントが問題となるなか、スメルハラスメント(スメハラ)もハラスメントの一種として指摘されるようになりました。

スメルハラスメントとは?



スメルハラスメントは、「スメハラ」と略して呼ばれ、おもに「臭い」に関する不快な行為を指します。スメハラの例は、以下が挙げられます。

◇不快な体臭や口臭

体臭は汗や加齢臭、わきがの臭いなどが挙げられます。口臭は、虫歯や歯周病といった口内のトラブルが要因となるケースがあるほか、空腹時・満腹時や胃腸の不調などが原因となる場合もあるでしょう。

◇タバコの臭い

喫煙している従業員がいる場合、体臭・口臭にタバコの臭いを感じる可能性があることに加えて、衣服にも臭いが付着し広がってしまう場合があります。特に非喫煙者の方は不快だと感じる場合があるため注意が必要です。

◇強烈な香水やコロンの臭い

香水やコロンの香りは、「良い香り」と感じる方がいる一方で、「臭い」と不快に感じる方もいます。加えて、たとえ良い香りであっても香りが強すぎれば、かえって人に不快感を与える要因になってしまいます。

◇柔軟剤の臭い

香水などと同様に、香り付きの柔軟剤も人によっては「臭い」と不快に感じるケースがあるため、注意が必要です。特に会社に着ていく衣服に使用する場合は、使用量に注意し、香りが弱いものを使うようにしましょう。

臭いで相手に不快な思いをさせないように注意してやっていることが、逆に不快にさせているケースもあるので注意が必要です。

スメルハラスメントによる悪影響

スメハラは、嫌がらせをしているという自覚が本人になく、デリケートな問題であるため、周りの人も注意しづらいといったケースが多いです。そのため、臭いは職場環境だけでなく、人間関係にも悪影響をおよぼしかねないため、特にビジネスシーンにおいては十分に注意しなければなりません。

職場で生じるおそれがある悪影響は以下が挙げられます。

◇従業員のパフォーマンスが低下する

嫌な臭いが職場に漂っていると、従業員が業務に必要な集中力や判断力をキープすることが困難になることがあります。

作業効率の低下やミスの頻発、臭いで仕事に集中できなくなる、といった問題が生じ、従業員のモチベーションが低下するリスクもあります。最終的には、生産性の悪化にもつながりかねません。

◇周囲の従業員が体調不良になるおそれがある

不快な臭いによって、頭痛や吐き気などを催してしまう方もいます。また、長時間嫌な臭いが漂う環境で過ごすと、精神的にも大きなストレスになりかねません。

結果、出社することに抵抗を感じて従業員が休みがちになり、人手不足に陥る恐れも考えられます。

◇パフォーマンスが低下する可能性がある

不快なニオイは、周辺にいる人の集中力の低下を招きます。気になるニオイが漂う状態での業務は、従業員のパフォーマンスの低下につながり、職場全体の生産性に影響を及ぼすため注意が必要です。

また、パフォーマンス改善のために人材を増やすと、人件費の負担が増える可能性があります。

スメハラは、本人が意図的にしていることはほとんどなく、個人的かつデリケートな問題でもあるため、指摘をする際には十分な配慮が求められる点も留意しましょう。

職場でできるスメルハラスメントの対策



スメハラはデリケートかつセンシティブな問題であり、本人に直接注意するのが難しいケースも少なくありません。

スメハラの対策には、個人が自身の臭いに注意するとともに、企業が主体となって良好な労働環境を提供できるよう努めることが大切です。

ここからは、職場でできるスメハラの対策について、具体的な方法を解説します。

◇臭い対策を実施する

まずは、従業員個人・企業それぞれが適切な臭い対策を実施するのが効果的です。

従業員ができる対策には、制汗剤を使用する、こまめに汗を拭く、口臭予防のガムやマウスウォッシュを使用する、といったことが挙げられるでしょう。タバコの臭いは、口臭と同じくマウスウォッシュの使用のほか、紙タバコから電子タバコに変えることも有効です。

香水や柔軟剤は、香りが強くなりすぎないように、少量もしくは適切な容量を守って使用することが大切です。

企業ができる対策は、臭いが職場内に留まるのを防ぐため、こまめな換気の実施や空気清浄機、サーキュレーターの導入が挙げられます。

また喫煙ブースの導入も、体や洋服にタバコの臭いが付着するのを抑制できるため有効です。

◇注意喚起を行なう

スメハラは最近になって認知されるようになったため、問題意識を持つ方が少ない職場も多いでしょう。注意喚起を行なう際は問題と思われる従業員に直接指摘するのではなく、組織全体に注意喚起を行なうとトラブルに発展しにくいです。

また、職場の臭いに関して悩みがある方が、気軽に相談できる相談窓口を設けるのも有効です。会社がハラスメントを許さないという企業姿勢を示せるため、従業員の安心にもつながるでしょう。

望まない受動喫煙の対策にはクリーンエア・スカンジナビアの喫煙ブースがおすすめ

スメルハラスメントの対策において、特に「タバコ」の対策に悩む企業は少なくありません。2020年施行の改正健康増進法にともない、喫煙室の確保や喫煙ブースの設営を検討している事業者の方も多いのではないでしょうか。

非喫煙者にとって特に不快なものとなるタバコ臭の効果的な対策には、クリーンエア・スカンジナビアの「喫煙ブース」がおすすめです。

一般的な喫煙ブースは、吸引が遅く室内に煙が拡散してしまうため、 髪の毛や繊維など表面積が大きい物質・素材にニオイの成分が付着しやすいといわれています。

喫煙ブースとして活用できる当社の分煙キャビンは、吸引が早く、煙の拡散が起こらないため、このような問題を解決することが可能です。

実際に、ホテルや飲食店などのサービス業に従事されている方々がお客様に不快な思いをさせないように導入いただくケースがあります。

また、当社の分煙キャビンは、100Vの電源があればどこにでも設置できるため、大がかりな工事が不要です。また、オフィス内のスペースを有効活用できるため、喫煙室を設置するための賃料などのコスト削減にもつながります。

分煙キャビンはコンパクトでありながらも、タバコの臭いと煙を外部に漏らしにくい仕様になっています。高性能フィルターを搭載し、従来は捕集が困難とされていたタバコ粒子も、ほぼ100%捕集可能です。

導入後は、サービススタッフが定期メンテナンスを行なうため、空気清浄機フィルターを常に清潔に保ちながら快適に利用できます。喫煙ブース設置を考えている方は、ぜひ分煙キャビンの利用をご検討ください。

【クリーンエア・スカンジナビアの飲食店における分煙キャビンの導入事例】

和食えん 汐留店
他店舗では既にクリーンエア・スカンジナビアの分煙キャビンを利用しており、2019年に汐留店にも4人用のキャビンを導入しました。入口に向けて延びるスロープの影響で、設置場所にはわずかに傾斜がありましたが、問題なく設置できました。

分煙キャビンを設置してからは、タバコの煙が一切漏れず、衣類や髪の毛へのにおいの付着がなくなり、お客様からはもちろんスタッフからも好評です。手入れもキャビン内の灰皿の周りを拭く程度で済むため、現場の負担が少なく非常に助かっています。

まとめ

体臭や口臭、タバコの臭いや強い香水、柔軟剤の香りは、「スメルハラスメント」に該当してしまうおそれがあります。臭いに関する問題が生じると、従業員の体調不良やモチベーション低下、人間関係のトラブルを招きかねないため注意が必要です。

個々の従業員による臭い対策のほか、企業側のこまめな換気、空気清浄機やサーキュレーター、喫煙ブースなどを設置し快適な職場環境を整えましょう。

スメルハラスメント対策を検討している場合には、ぜひ一度クリーンエア・スカンジナビアの分煙キャビンをご検討ください。