導入事例株式会社松井色素化学工業所

施設概要

- 会社名
- 株式会社松井色素化学工業所
- URL
- https://www.msc-color.co.jp/
- 所在地
- 京都府京都市
- 事業内容
- 染色材料の製造・販売、転写紙の製造・販売、機能性色素の研究・開発・販売、プリンターや自動印刷機の販売
- ◆ご導入機種/台数
- QleanAir FS70 1台
ご導入の経緯
株式会社松井色素化学工業所の 製造部 生産2課 5工場係 係長 冨田 太祐 様 にお話をうかがいました。
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当社は大正12年に創業し、絵具商としてスタートしました。その後、クレヨンや描画材の製造・販売を手がけ、現在では水性インクや水性顔料、機能性色素の研究・開発・販売を行っています。
製造過程においては、ホルムアルデヒドが遊離する工程があります。「第一管理区分」※の現場であっても、年に一度の環境測定においてホルムアルデヒドが検出されることは絶対にあってはなりません。クリーン環境の維持や局所的な捕集は、従来からの大きな課題でした。そのため、環境や安全面を考慮し、ホルムアルデヒドを適切に捕集・除去できる確かな装置を探していました。
※作業環境測定の結果に基づき、労働環境の状態を評価し、第一管理区分から第三管理区分までに分類される。「第一管理区分」は、作業環境の濃度が適切であると判断される状態を指す。
参考:東北大学環境保全センター「作業環境測定について」
2024年、製造業向け展示会でクリーンエア・スカンジナビアのブースを訪れました。それまで同社の製品はまったく知りませんでしたし、インターネットで他社製品を調べたこともありませんでした。しかし、『FS 70』の説明を聞く中で、私たちの求める形での導入が可能であることがわかりました。また、契約が購入ではなくレンタル形式である点も魅力的でした。そこで、まずは『FS 70』を短期導入から試すことにしました。

導入時には、環境測定業者に依頼し、空気中のホルムアルデヒド濃度を測定してもらいました。その結果、測定値に問題がないことが確認できました。また、作業に従事する従業員からも「目や喉の痛みがなくなり、環境が改善された」との声が寄せられ、効果を実感しています。
フィルター交換は3カ月ごとの契約になっており、メーカーが交換のタイミングや手配を管理しているため、現場での負担はありません。サービス担当者が訪問し、スムーズに作業を行ってくれるので助かっています。製品自体も非常にシンプルで、動作に迷うことがありません。赤い信号が点灯した際はメーカーに連絡するよう案内されていますが、幸いなことに、これまでそのような事態は発生していません。
将来的に、同じ機能を持ちながらもう少し小型の製品が発売されれば、発生源により近づけて設置でき、さらに扱いやすくなるかもしれません。しかし、現在の『FS70』は、同じような課題を抱える現場の皆様に自信を持ってお勧めできる製品だと感じています。

